Art self 3つのコンセプト

日本メンタルサービス研究所様でインタビューを受けました。
「3つのコンセプトについて」の部分を抜粋してご紹介しています。全文をご覧になりたい場合は、下記リンクよりご覧下さい。
 
日本メンタルサービス研究所様でインタビュー(全4回の記事)

「セルフコーチングの良さを教えていただけますか?」

まず大事なコンセプトが3つあります。
自分に軸を持ちましょう、あり方、それから心のストッパーを外すこと、この3つを大事にしています。


まず軸ですが。あなたの願望は何ですか?と聞くと漠然としている人が多いです。まず、自分の一番欲しい環境や状態が何かを自分が知ることが最も大切なことです。そして、その本当に手にしたいものを人に伝える、自分の中で思っているだけではなくて言語化してみるんです。

自分がしたい事を伝える、それを聞いてくれる人がいるだけでも意識は凄く変わるんですね。意識が変わらなければ、行動は変わらないし、人生は変わりませんから。

そして、願望を言葉に出すだけではなくてイメージ化するということも大事にしています。イメージができるものを、人は現実化していきます。イメージできない人は絵に描いてもらうんです。必ず何か絵になるんですね。抽象的なものであるとか、具体的な人もいるんですけれど、絵に描けるってことはイメージできてるってことだと思うんです。

そして、その絵を常に見る、見続けるというのを大事にしています。何故ならば見ているということは常にそれを意識しているということですから、それをキャッチする能力が高まります。NLPでは知覚が鋭敏になるとも言います。

だから、セミナーや研修では、目的の絵を描いてもらって、それをリビングや寝室に貼って下さいと言っているんです。この間、凄く面白かったのは、ある受講生の描いた絵は、その方が70歳になっても海でかっこ良くサーフィンしている自分の絵だったんですね。それを毎日毎日見てた彼が「私が始めた行動があります」って言うんですね。

なんと、毎日朝5時に起きて早朝トレーニングを始めたそうなのです。もし、ただ単に早朝トレーニングをするべきだと思っても、人は行動をできないし、したとしても続かなかったと思うんです。でも自分が70歳になった時に、こういう自分でいたいというイメージが明確になったから、自然に彼はそれを手にするために早朝トレーニングが自分の日課になったのです。
 

「イメージの力ですね?」

それくらいイメージって強い力を持ってるっていうことだと思うんです。

このイメージトレーニングが大切だということを聞いてる方も多いと思うんですよ。結果をすぐ求められるスポーツ選手の皆さんはそういうことをしていると思うんですけど、私達自身の人生においてもすごく大事だと思うんですね。

更に私は、その先が一番言いたい事で、そのイメージしたものに、なりきっちゃうということを大事にしてるんですね。何年後かのなりたい自分に今なりきるということなんです。

その絵の中にいる自分を体感しちゃうんです。もうできてる自分にどれだけ今なりきれるかっていうことが凄く大きな力になると思ってるんですね。セミナーでは、なりきった状態と、まだなりきれてなくてこうだったらいいなと思う状態の変化を体感してもらうんです。

なりきった状態の時に、「チャレンジングなことやってみたらどうですか?」って私が言うと、「できそうな気がします!」「やってみます!」って皆さんおっしゃるんです。これは、なりきった状態がセルフイメージを上げたということです。

でも「問題を思い出してください」って言って、問題の中にいる自分になりきっている時に、「チャレンジングなことやってみたらどうですか?」って言うと、必ず「無理です!」っておっしゃるんです。この時点でセルフイメージが下がっているのですね。

つまり、目的を手にした状態になりきれるか、なりきれないかでセルフイメージが変わっていく。だから、こうなりたいと思うことになりきっちゃう体験をどれだけ日常の中に取り入れていけるかが大事です。それにはトレーニングが欠かせません。これが、自分の軸をつくる大きなポイントの1つです。
 

「なりきることが大事なのですね?」

はい。次に大切なことは、できている自分になりきって、それを手にするためには、当然継続的な努力が必要な訳ですよ。その努力をやり続けられるかどうかが大きなポイントです。つまりこのやり続けることができるのは、何があったらいいのかって言うことになるわけです。それがその目的を達成したい理由なのですね。

なぜそれを達成したいのか、というその理由が自分自身のやりたい目的と連携した時に、しっかりとした軸ができます。

例えば「自分はこれをやる」ってコミットしても、誰かに「そんなこと無理だ」って中傷されたり、自分がやろうと思っていた環境から急にはずされちゃった時に、自分自身がやろうと思っていたことがブレちゃって行動ができなくなったりとか。

言動がブレちゃったりするのは、やろうと思った心理が弱かったり、やる理由である自分の信念が設定されていない時です。ですから、まず自分自身の潜在意識から本当にやりたいと思うことをリアルに体験することと、それを手にしたいのは「なぜなのか」っていうことをしっかり意識して目的と信念を連携することで、自分軸を作っていくんです。

軸のある人っていうのはブレない。自分の人生を自分で歩んでいける人ですね。それが自分軸です。
 

「あり方とは?」

あり方っていうのは、どれだけ信念を継続して意識できるかどうか。そしてその信念がどれだけスピリチュアルというか崇高であるかどうかっていうことによって、あり方って変わると思うんですね。

誰かを押しのけてお金儲けしたいっていう人の表れと、皆で幸せになろうと思っている人の表れは違うと思うんですよ。それがあり方として出て来る。高い意識にいればいるほど、Mフィールド、『引き寄せ』が起ると思っています。突然サポートしてくれる人が現れたり、たまたま会いたいと思っていた人が向こうからきたり、手に取った本が探していた本だったりするのですね。

そういうのは、全部その人がやろうと思うことじゃなくて、何かが助けてくれると思うんです。それはその人のあり方に関わってくると思っているんですね。能力とか、知識とか、それがdoingだとすると、あり方は、beingです。人生は、能力や知識だけで決まるのではなくて、beingが大きく人生を動かすと思うのです。自分自身の人生の流れっていうものを作っていくとも。

それが私が大切にしていることで、私は悟りたいというか、悟りの境地にいつもいたいと思いますが、悲しいかないつもはできないですよね。欲が出たり色々な感情が出たりします。でも、崇高な意識というものを知っていること、あるいは良い状態を知っていること、そして、たまにでもその意識になることは、人生に大きな違いを起こすと思うんですよ。
 

「3つ目の、心のストッパーとは?」

これはですね、長年の私のテーマというか、本当に分からなかった部分なんですね。これはやはりNLPを学んでロジカルに、分かった部分なんですけど、人間というのは、いかにその自分自身の思い込みで生きているかということで。

例えば、どんなにこういうものが欲しいとか、こういう人でありたいとか、っていうことを意識して設定しても、「そんなことできっこないじゃない」とか「そんな価値は自分にあるのか」っていう自分の負の内的会話が結局は自分自身の行動のストッパーになるんですね。

心のブレーキなんて言いますけれど、それかなって思うんですよね。「無理じゃない!」って言われた訳じゃないのに、自分で「いやそこまではできない」って思っちゃう。なんか前に進めない。まさに私も昔そうだった。

そういう部分っていうのが自分の心の中にあって、それがどうしてできたのかっていう心のメカニズムですよね。それが私は、NLPで明確になった部分です。脳が勝手に「省略」「歪曲」「一般化」をしてしまうってことですね。私達は、省略や歪曲、一般化をして「思い込み」の世界で生きているんですね。
 

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