今年から、ある産婦人科のクリニック様で研修を全20回も導入してくださることに決定しました。月に2回、リーダー研修と一般職員研修を実施します。院長先生と事務長様はご夫婦です。そして、事務長様が非常に人材育成に力を入れていらっしゃいます。今までホスピタリティの研修を単発で実施してきたけれど、全然現場では活かされないというのがお悩みでした。患者様から「この病院でお産をして良かった!」と思って頂きたい。あるいは、退職した職員が「さすがあのクリニックから来た看護師さんだけある」と言ってもらいたいという暖かい想いがおありです。
ある国立の病院での出来事です。
この事務長様の想いに答えられる様に職員の人材育成に尽力しようと思っております。
研修スタートには、私の体験談もお話しをしました。長男を出産した時、ある国立の病院での出来事です。その日は、真冬の一日中雪がしんしんと降る寒い日でした。そして出産の時間は午前零時35分!その時の看護師さんの一人に私が「寒くて痛いです!!!」と叫んだところ、なんと毛布を投げつけられたのです。その時のショックは30年も前ですが忘れられません。もしかしたら、投げつけたのではないかもしれないけど、弱者はそう感じるものです。私は、二度とこの病院ではお産をしないと心に誓いました^^;。その後誰も私の知り合いはそこでお産をしていません。
職員一人一人のプロ意識が大事です!
どんなに他の看護師さんや医師の対応が良くてもたった一人の看護師さんの対応で病院への評価は決まります。だから、皆が常にプロ意識を持つ必要がありますねとお伝えしました。
ホスピタリティの定着は、マナー研修だけでは定着しません。職員一人一人のプロ意識が大事です!
連載第2回「どんな人を採用するかで決まる組織のチーム力」へ